ニューベリー賞作品

ニューベリー賞 (Newbery Medal) という賞の名前を聞いたことがあるでしょうか?
おそらく、洋書/児童書に興味のある方以外は知らないと思います。
「例年、アメリカ合衆国における最も優れた児童文学の著者に与えられる賞である。」(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E8%B3%9E


英検1級に羨望の念を抱きつつも、どうも机に向かっての勉強には疲れた自分が今とりくんでいる英語「学習」らしきものは、
NHKラジオ講座、TIME購読、そして洋書読書の三つぐらいです。とくに洋書は、最近はニューベリー賞受賞作品を主に読んでいます。


児童書だから簡単?
ということは決してなく、ニュース記事のように単語の意味をつなげて日本語の知識で想像して読めた気になることはできず、ちゃんと文法で読むことが求められるのでかえって自分にとっては大変なぐらいです。
それでもページ数も少なくて単語も比較的やさしいので一冊読み終える達成感もあり、かといって内容は想像以上に深いので、とても気にいっています。
特にこのニューベリー賞作品はこれまで4、5冊読みましたが、さすがに駄作はなく、かなりおもしろい。とっかかりは、英語学習書のネ申本とあがめる一冊「英語耳」で著者の松澤喜好さんがお薦めしていた「HOLES」からです。AMAZONのレビューを見ると分かるとおり、僕のようにこの一冊で洋書の児童書に目覚めた人も多いようです。

Holes (Holes Series)

Holes (Holes Series)


今まで読んでいて関心したんですが、「社会の中で自分自身をどう見つけていくのか」がちゃんと書かれている気がします。ローティーン向けの日本の児童書を読んだ記憶もあまりないため、勝手なことは言えませんが、そこまで日本の児童書では「自我」について物語の中で書かれたものはない気がします。それも大人の押し付けではなく、物語の登場人物と一緒に社会の中の自分を見つける体験ができるのです。感受性の強い子供なら自分の生き方にも影響をおよぼすこともあるでしょう。


先日、「WALK TWO MOONS」という作品を読みました。子供向け?と思えるぐらいの内容とストーリー展開でとてもおもしろかった。
洋書ビギナーの方々に、松澤喜好さんに賛同して僕もニューベリー賞作品はお薦めしたいです。


↓これまで購入したニューベリー受賞作品、半分以上はこれからっす;