大好きなBBCラジオ2を聞き流していたら、この曲が耳にひっかかった、
BETTY WRIGHT - CLEAN UP WOMAN
あれ、これってあれじゃん。
小沢健二 ラブリー
これは(引用)で、wikiにも「ギター・カッティングのリフは、ベティ・ライトのクリーン・アップ・ウーマンからの引用。」と記載がある。
いやいやギターだけじゃなくてイントロ全部がそのまんまやけどw
イントロ以降は違う曲、ただそれでも「作詞・作曲・編曲:小沢健二」と堂々とクレジットされるのもいかがなものかと思わない?
この歌が入っている小沢健二のアルバム「LIFE」を持ってる。
今になって分かったんだけど、小沢健二はその「音楽」を聞くんじゃなくて、「センス」を聞くべきなんだ。
ファッションでいえば、服を作るデザイナーじゃなくて、小沢健二は、その着こなしのセンスを表現するコーディネーターのようなミュージシャンなんだと。
たしかに元ネタの引っ張りどころのセンスは非凡だと思う。ここから使うか、やるねと。
これは当時から音楽ファンのあいだでは普通に話題になっていたんだろうけど、僕は音楽のマニアといえるレベルじゃないから全然この元ネタは知らなかった。もっとも小沢健二とコーネリアス(小山田圭吾)のフリッパーズ・ギターがいろんな音楽から「持ってきてる」とは有名な話だったけど。
それとどんなふうに元ネタを取り込むのかも「センス」の見せ所。この「ラブリー」のイントロなんてはっきり分かるようにしてるけど、それもセンスなんだな。
一番狡猾なのはコード進行とか、アレンジの格好よくてオイシイところを、知らないふりしていただくってことなのかも、「あれなんか似てない?」とか言われる程度に。