9月に行った尾道・竹原への小旅行のこと(5)

このまま、この新快速に乗ってラクチン快適に姫路まで行ければと思っていたのに西明石止まりとは。
ああでも現実を受け入れて、どうするかを考えねば。

ぽくぽくぽくぽく・・・(思考中)

いや考えても仕方ない、だいたいまだ状況がつかめない。幸い宿泊の予約はしていないし、どうとでもなるさ。
明石で観光してもいいし、折り返して京都まで行って街を散策して日帰りでもいい。

自分の生活圏以外は案外と分からないもの。
関西育ちとはいっても、神戸・三宮以西はほとんど知らない。
とりあえず西明石駅に着いた。仕方ない、、人の流れについて行って何か情報を仕入れよう。

新幹線乗り場への誘導の表示が貼ってある、西明石は新幹線の駅でもあるのか。
改札まで行くと人が長い列を作って新幹線の自動券売機を待っている。
若い駅員さんたちが対応に追われている。
僕もどうすればいいかを尋ねたところ、姫路までは新幹線を利用してもらうしかないとのこと。
往来の多い山陽道、在来線は止まってもさすがに新幹線は走ってるようだ。

やむを得ない、幸い西へ行けないわけじゃない、尾道を目指すぞ!
18切符は持ってる、しかも不通も鉄道事情のせい、もしかして特急券だけ必要で乗車券はいらないかもしれない・・・。
自動券売機じゃ分からない、ここは窓口で買おうとみどりの窓口に並ぶ。
「申し訳ありませんが、乗車券も必要なんです。」
「そりゃそうですよね(照れ笑い)、、おいくらですか?」
「1400円です」
(よかった思ったほど高くない・・)
「分かりました。ちなみに新尾道まではおいくらですか?」
「32**円です。」
「・・・・・姫路までください。」

18切符で旅行をしてるのに新幹線か・・・どうも違和感があるな。
いや待て、一駅区間を新幹線に乗るなんて生まれて初めてだ、考えようによっちゃいい経験だ。

ホームには新幹線の到着を待つ人たちがたくさん集まっている。
みんな同じだもんな。
新幹線に乗り込むと朝の通勤電車なみの混雑。
うむ、やはり新幹線は速い。
加古川を渡るときに「これか」という声が、ザワザワザワみんな外を見てる。
川が氾濫(増水)。これはたしかにしかたがないと思える状況。
事情はよく分かったけど、しかし今までだって同じような台風・大雨は過去に何度かあったはず、
それでもここまで氾濫するとは、灌漑事業ってのは思う以上に難しいのかもしれない。
それに明石なんて田舎というほどの地域でもない、それなのに。
都市部のインフラというのは特別に進んでいるだけなのか、地方が遅れているのか・・。


なんにせよ姫路に到着。
駅前のコンビ二で飲み物を買いつつ姫路城の方向と所要時間を聞く。
北に歩く。
きれいな街だな。
さて生まれて初めての姫路城だ。


・・・姫路城があるらしきところに巨大な姫路城の絵??!

(つづく)