If You Leave Me Now

Chicago - If You Leave Me Now


80年代に10代を洋楽ばかり聞いて過ごして、1970年に解散した60年代のビートルズが好きな自分だけど、
70年代のポピュラーミュージックのサウンドが一番好きだ。
このシカゴの曲のように、生の弦楽器に管楽器、バンドサウンド、和声感、どれをとっても70sサウンドは豊かで音楽らしい音楽だと思う。

高校生のときにシカゴのベスト盤CDをレンタルして(カセット)テープに入れて聞いていた。
その頃はとにかくたくさんの種類のロックやポップスを聞きたくてしょうがなかった。
今だとインターネットで検索すればいくらでも聞けたり情報も入るわけだけど、
当時はとにかく雑誌や本で情報を調べたり、小遣いも足りないからそうそうCD(もしくはレコード)も買えず音楽をラジオで仕入れたりレンタルしたり、友達と情報交換したりCDを借りたり聞かせてもらったり、
今と比べればはるかに労力がいった。
タワーレコードやそのほか輸入CDを扱う大型店を僕が知ったのも大学に入った頃ぐらいで、もちろん住んでる地域によって状況は変わるだろうけど、それまではだいたい商店街や駅前、ちょっと大きなスーパーに入っているお店でみんな買ってたもの。
もしかすると1990年以降生まれの人だとそういう感覚自体もないのかな。

昔がよかったなんて全然思わないし今の時代のほうがずっとうらやましいんだけど、
でも思い返せば当時は当時で楽しかった気がする。
今はパソコンたたけばすぐに情報も仕入れられるし答えも分かるわけで、
それじゃ友達同士で何を話題にするんだろうかと想像しても思い浮かばない。
老化?