何でも簡単に手に入る、といえば

「何でも簡単に手に入る」と書いて思い出したのが、
自分の心の映画ベストテン「ニュー・シネマ・パラダイス」の中で老人アルフレードが青年になったトトに語るエピソード。


ある兵士が美しい王女に身分違いの恋をする。
王女は兵士に言う。
「100日の間、昼も夜も私のバルコニーの下で待ってくれたら、あなたのものになります」
兵士は雨の日も風の日も雪が降ろうがバルコニーの下に居続け、真っ白にひからびてしまう。
そして99日目、やっとあと1日というときになって、
兵士はその場を立ち去ってしまう。


解釈はいろいろできると思うけど、
その真意は自分の浅い人生経験じゃとても分からない。
憧れは手に入らないことによってのみ輝き続けるということか・・・。