昨年9月に行った尾道・竹原への小旅行のこと(13)

仕事が入るかもしれなかったけど、年末年始は思わず休みになった。
青春18切符でまたちょっと小旅行に出てみるかな。
さすがにこの時期は寒そうだけど・・・一応今日、小型時刻表を買って来た。

♪〜


* * * *

尾道駅の改札をくぐったときに聞こえた、
「ありがーとう。」

この響き、まさしく映画『東京物語』(小津安二郎監督)で老夫婦が言う「ありがとう」と同じイントネーションだ!
これはうれしい!(感動)

標準語だと、
 あがとう
関西弁だと、
 ありがとう
それが、ここで聞いたのは、
 ありがぁとう

「が」にアクセントがある感じ。
広島出身の友人から聞いたことはないアクセントなので、尾道(東広島)あたりの方言なのかな。


映画『東京物語』は舞台は東京だけど、主人公の老夫婦は尾道に暮らしていて東京にいる子供らを訪ねるために上京していたのだった。



尾道からは西へ向かい三原で呉線に乗り換え。
尾道とともに「時をかける少女」のもう一つの主なロケ地である竹原へ行く。


ああいい天気だなあ。
今日は平日、昼ごろになると周りの空気もどこかのんびりしている。

三原から海岸沿いに進む呉線

ガタンゴトン・・ガタンゴトン・・
人もまばらな車内、差し込んでくる日差し
流れる車窓から見える海、船、島、、

美しい!!!


自分が行った国内旅行の中でも特に印象深い景色だった。

関西に生まれ育ってきて近いのに、こんな美しい瀬戸内海を今まで知らなかったなんて、
なんて俺はアホやったんや!
しかも今見えているこの美しい景色も、瀬戸内海のほんのほんの一部のはず・・。

(つづく)