BOSTON "A Man I'll Never Be"

以前に自分で英語詞を訳してみたものの焼き直しです。
どうしても文法的につながらなかった、分からなかった箇所は想像でつなげています。
ほんとうは駄目なんですが。

ボストン出身のバンド、ボストン。
バンドとは言え、実際にはトム・ショルツがほぼ一人で音楽制作を行っているようです。
(詳細はウィキペディア等をご覧ください)

高校生の頃に、アルバム『サード・ステージ』(1986)を聞いて、その深いギターサウンドに衝撃を受けました。
自分にとってはロックでは、ビートルズの「アビイ・ロード」に次いで繰り返し聞いているアルバムかもしれません。

ギターサウンドがボストン最大の魅力ですが、ブラッド・デルプのボーカルもまたカッコいい。
彼は2007年、55歳で自ら命を絶っています。

僕がアルバムを聞いたのは、4枚目の『ウォーク・オン』(1994)まで。
心待ちにしていた8年ぶりのニューアルバムだったのですが、まずボーカルがブラッドでなくがっかり、
アルバムの曲も期待が大きすぎたせいか、いいと思えるものはありませんでした。
自分の中のボストンは3枚目まで。


"A Man I'll Never Be"は2枚目のアルバム『ドント・ルック・バック 』(1978)の一曲です。

もしも僕が思ってることを言ったなら
君は背中を向けて立ち去ってゆくだろう
自分の理想の中へと姿を消すんだ

冷たく接することはとてもつらいんだ
すべては見えている通りのままなんだと、それだけが言えれば気も楽さ

君は僕を見上げて
そして心のどこかで見ている
僕がなれはしない理想の男を


君が僕だと信じている自分になれさえすれば
日々とてもつらくなってくるんだ
決してなれはしない男の影にかくれていることが


これ以上僕は強くなれない
もうこれ以上高く登ることはできない
僕がどれだけ必死に努力しているか、君は決して知ることはないだろう

もう少し叫んでも
もう少しつよく抱きしめても
感情が満たされることは決してない

君は僕を見上げて
そして心のどこかで見ている
僕がなれはしない理想の男を


君が僕だと信じている自分になれさえすれば
日々とてもつらくなってくるんだ
決してなれはしない男の影にかくれていることが