情熱のフラメンコ

ベタと言われようが、ステレオタイプと言われようが、
旅行したら、やっぱりその地のイメージどおりのものを見て食べたいです。


というわけで、(南)スペインを代表するものは一応ひととおり体験しました。
(ええと、闘牛以外はですが)


そう、フラメンコ!オレー!

スペインと聞いて浮かぶトップ3に入るはずでしょう、やはり行きたい。
しかも純粋に興味もある。



マドリッドからの最初の訪問地セビーリャでも見に行こうと思っていたんですが、
これがドジりました。

ホテルに午後3時ごろチェックインしまして、雑踏から離れてホッと一息。
主要な観光ポイントはそれまでの時間に周ったし、夕方食事前に活動を再開すればいい、
2、3時間寝よう。
と横になったところ、これが時差で日本時間の午前0時ですよ、それに疲労困憊してましたので、
ま〜〜寝ましたね、起きたら午後9時すぎてる。

やっちまったなー・・・

10時からのフラメンコには間に合わん。(だいたい予約制なのに予約もしておらず)


というわけで次なる訪問地グラナダでは絶対に見ると決め、
グラナダではホテルにチェックインしてから、
早速フロントにタブラオ(フラメンコショーが行われる飲食店)の予約をお願いしに行く。

そういえば、スペインでは一泊5・6千円ぐらいのホテルに泊まったけど、
ホテルのフロントの人は全てラテン訛りの全然ないキレイな英語で聞き取りやすかったです。

最初は「地球の歩き方」に載っているタブラオに予約してもらおうと思っていましたが、
フロントのやさしそうなおば様が目を輝かせながら、

「うちでは基本的にこちらのタブラオを案内してるんです。
食事をしながら見るようなところもありますが、
食事なら他にもいいレストランがたくさんありますし、
ここがいいと思います。」
と言って、パンフレットを見せてくる。

「この人が誰だか分かりますか?」
フラメンコの演者の集合写真の真ん中の黒人女性を指差して聞く。
はて、有名なシンガーだろうか?
 「いえI don't knowです。」

「ミシェル・オバマですよ!」(おば様の目が乙女でした)
 「えええ!」

ミシェル・オバマが訪れていると聞いて、決めたわけではないですが、
商売とはいえ信頼できそうな人がそこまで薦めてくれるなら乗っかるのが大人の嗜みというもの(?)
値段は送迎付き30ユーロ(4000円弱)(夜のサン・ニコラス展望台巡り付き)。
夜9時半にホテルのフロントに迎えが来てくれるとのこと。


前置きが長くなりましたが、フラメンコ、めちゃくちゃよかったですね。
正直なんの前知識もなかったんですが。

帰ってからネットをちょこちょこ見ると、グラナダの洞窟フラメンコは観光客向けのもの、と
書かれているフラメンコに詳しい方の記述も見受けられましたが、素人の自分には十分でした。

それに踊りは分からなくても、自分も音楽については一応それなりに耳に自負があります。
素人相手だからと手を抜いた感じには聞こえませんでした、いい演奏と歌でした。


手拍子と靴を地面に打ち付ける音からなる複雑なリズム。
たまりません、体が動き出します。
(私は大人しいですが、いい音楽を聞くと大ちゃん並に体がじっとしてられない)

パックのツアーで行かれる際には必ず組み込まれていると思います。
グラナダに行かれる場合はドン・ミスィットです。


下のような感じです。(下の方がよさげですが・・)



ハロプロだと、(須藤)まあさ(Berryz工房)が似合いそうな気がする。