チョコラーテ (スペイン)

一人旅には、当然いいところと悪いところがあります。

現地でも自由気ままに行きたいところだけを行って見れる利点はありますが、
一方レストランやバー(バル)に一人で入りづらいという大きな欠点があります。
(だからついファストフードに行ってまう・・)


今回も行く前から、そこが一番問題だな〜と予想していました。
特に自分は食べることも飲むこともかなり好きですので。(作ることも好きです)


案の定、いろんな店を食べ歩く旅の楽しみを味わうには至りませんでした。
それでも、一度は同じく一人旅をしていた方と夕食をご一緒してもらったこともあり(感謝!)、
スペインと聞いてまず誰でも思い浮かぶものは一通り食べたつもりです。


その中で一番想像以上に「うまいっっ!」と思ったもの、
それが、「チョコラーテ」でした。


おそらく、スペインに詳しい人が聞いたら、おいしい物はいくらでもあるのに、
なんでまたチョコラーテ?と思われるでしょう。
そこはご容赦を、何せ初めての土地でかつ短期間の旅行ですから。。


さて、チョコラーテですが、
ぱっと聞くと「ココアみたいなもの?」と想像すると思います。
自分もそうでした。

それが実際には、ずっと濃厚な、チョコレートをそのまま溶かしたような濃度と粘度。
作り方もおそらくそのままそんな感じだと思います。

最初に、朝のグラナダの長距離バスターミナルのカフェで飲んでみたんですが、
疲れきっていた体に流し込んだ甘いそのチョコラーテが最高にうまかった。
何か救われたようなありがたさでした。

その後、帰国前日のマドリッドでも、地球の歩き方にも載っている、
「チョコラテリア・サン・ヒネス」に行き、
チュロスとチョコラーテ(←この組み合わせが定番とのこと)を頼みました。

もちろん、おいしかったですが、
最初に飲んだときの気持ちが大きかったので、そこまでの感動はありませんでした。
それにそこのは、洋酒とかスパイスが入ったようなどこか上品な風味で、
自分的には、最初のチョコレート溶かしましたぜっ!っていうあの無骨な感じが好きになっていました。


たぶん、実際にあるとは思いますが、
日本でももっとやってほしいもんだなぁ、
チョコラーテ。


「チョコラテリア・サン・ヒネス」
http://www.chocolateriasangines.com/Chocolateria_San_Gines/Bienvenidos_a_San_Gines.html