古今東西

押入れを整理しました。
そこで見つかった買ったままでほったらかしの本が、気乗りもしないのにどうにも気になって読むことにしました。

もったりもったり読み進めていますが、今日イギリスの19世紀ヴィクトリア朝時代の文豪チャールズ・ディケンズの『二都物語』(中野好夫/訳 新潮文庫)を読み終えました。
文庫本上下巻の二冊なんですが、上巻は話のドラマチックな展開もなくて、棒読みというのかほとんど義務的に字面を追っていたんですが、下巻に入るぐらいでストーリーが劇的に躍動しラストに向けて一気に読み終えました。
やはり名作とよばれる作品には理由があるようです、終わってみると面白かった。

フランス革命の歴史・体制の大変動の時代に人生を翻弄される人々の話。


今回気づいたんですが、本っておもしろくないほど逆に一言一句読まないといけない気になるもんですね。内容が面白くなると案外細かい表現はとばして読んでたりします。

さて次はマーク・トウェインハックルベリイ・フィンの冒険』(新潮文庫)を読みます、訳が村岡花子さん。15年ほど前に買ったようですが、何で買ったのかも分からない、でもけっこう楽しみです。


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ビリー・ジョエルのJust The Way You Are(素顔のままで)が流れて、一部だけ歌詞が聞き取れたんですが、ああやっぱり男が女性に求める、変わらないで欲しいって気持ちは古今東西変わらんのかなとニヤリとしました。ビリーも言うんだしそうなんだろう。


Don't go trying some new fashion
新しい流行を追わないで
Don't change the color of your hair
髪の色を変えないでくれよ


Billy Joel - Just The Way You Are (Audio)


1977年の曲で、もしかすると当時のアメリカの時代背景が反映されているのかもしれません。