素晴らしき哉、人生!

暦の上ではクリスマスイヴですが、普段の平日と変わらぬ生活。


30年近くも前に買った、藤子不二雄Aさんの『まんが道』を今でも本棚に全巻並べています。
これまで数え切れないほど読み返しているので、手にとることも今はほとんどないのですが、久しぶりに数冊読んでみると、自分の年齢とともにまた新しい見方ができておもしろかった。


自分の持っている藤子不二雄ランド版には、A先生の当時の日記の一部抜粋が載っています。

昭和二十九年六月二十九日(火)、二人が漫画家生活を始めるため上京したその日。
「新宿へ戻り、フランク・キャプラの『素晴らしき哉人生』をヒカリ座という劇場で見る。夕方、漸くこれから我々の寄宿先、両国は森下町へ向かう。一家をあげて歓迎してくれる。」という記載があります。

昭和二十九年、1954年でウィキペディアに載っている『素晴らしき哉、人生!』の日本公開の年です。
今から60年前に藤子先生が見た映画を、僕は1、2年前に見ました。

『素晴らしき哉人生』(It's a Wonderful Life)は、感動的なクリスマス映画です。見終わったとき不覚にも(´;ω;`)となりました。
年に一度ぐらい、そんな幸せな奇跡を夢見るのもいいかもしれません。

1946年の映画でパブリックドメインになっており、YouTubeにも上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=frXklECPkD0
残念ながら字幕はありません。1、2割しか分からないと思いますが、部屋の灯り消して流しながら今日は寝ますかな。