蝉 Cicada カブトムシ

昼間、外に出たらセミがジュワジュワ鳴いてた。
そういえば、子供の頃はセミ採りもしたなあ。あんまり楽しかった記憶はないけど、なにせ何にもすることがない!それに少年のDNAの中に狩猟本能みたいなものがあるのかもしれない。


■ Berryz工房 「蝉」

Berrzy工房、つんく♂楽曲の中でも名曲と誉れ高い「蝉」 (アルバム『1st 超ベリーズ』収録)
この当時のBerryz工房をまったく知らなかったんですが、みんなかわいいですね。それとリズムのとり方とか、顔を傾ける感じが昔のハロプロらしくていいなあ。

曲がいいのはもちろん、歌詞がすごくいい。
さらっと聞くと、夏休みに田舎に行った歌、ぐらいの印象だと思うんですが、言葉を丁寧に聞いていくとこの曲の芯は「MISS YOU」人を想うことにあるのかなと、しっかりLOVE SONGなんですね。

そしてどこかウェットな感じがしませんか。


■ 槇原敬之 「Cicada」

1999年7月発売の槇原敬之のアルバム「Cicada」、久しぶりにCDを聞きましたがやはりいいアルバムです。最後の曲がアルバムタイトルと同じ「Cicada」(シカーダ)。このアルバムを買った15年前に"cicada"の意味を調べて初めて英語でセミのことだと知りました。

バラードですがいい曲なんです (残念ながら動画にはありませんでした)


 「 伝えたい事があるから

   君の住む町にきたよ

   忘れないでほしいから

   うるさく鳴いてみせるよ 」


蝉の鳴き声はきれいなものではないですが、自分の気持ちをあえてその蝉の声に例える、そこにリアリティと強さと、同時に悲しくウェットな印象がします。


■ aiko 「カブトムシ」

これまで何百回と聞いてきましたが、それだけ聞いても今でも圧倒されてしまうすごい曲。

セミではないですが、同じく夏の昆虫カブトムシ。
この「カブトムシ」にもウェットな悲しみを感じる・・・・


夏、昆虫がタイトル、そしてその三曲ともに漂う、はかなさ、悲しさ・・・
偶然でしたが、作者は三人とも大阪出身ですね。