20代の頃、東京に出ました。
大都会というだけでなくて初めての一人暮らしということで、いろいろ目が開かされました。
さすが東京と思ったことの一つが、自分が好きでCDを繰り返し聞いていたアーティストが定期的にライブをやってるんですよね、これは感動しました。
その一人が、さねよしいさ子さん。さねよしさんは、その歌詞から私に日本語の言葉の美しさ楽しさを教えてくれた一人です。
青山や吉祥寺でのライブ公演は、今でもはっきり記憶に刻まれています。さねよしさんは、ライブアーティストというんでしょうか、「ええっこんな力強い歌手だったの?」と驚く程にライブ歌唱が素晴らしくて、毎回言葉にならないぐらい魂を揺さぶられていました。
残念ながら仕事や生活環境が変わって行けなくなってしまうまでは、必ずといっていい程毎回行っていました。
そういえば、その頃はライブ情報は雑誌「ぴあ」でチェックしてましたっけね。デジタル時代の変化ってつくづくすごいもんです。
今回、アルバム『ペクレナトルホポワ』を選んだのは、「幸福のカノン」が入っているからです。シンプルながら奥が深い素晴らしい一曲。さねよしさんの代表曲です。
さねよしいさ子「幸福のカノン」(1990)
作詞・作曲:さねよしいさ子 編曲:さねよしBAND
ミスチル桜井さんがBank Bandでこの曲をカバーしてくれたときは即アルバム買いました。やっぱり桜井さんは言葉の良さを分かってくれる人なんだと本当に嬉しかったです。
https://www.youtube.com/watch?v=XX_CQcKLaqQ
「Yesterpain Yesterjoy」
「ペクレナトルホポワ」