ピエロ

単純に英語のクラウン(clown)のフランス語がピエロ(pierrot)だと思っていましたが、ウィキペディアを見ると「日本では「ピエロ」と呼ばれることも多いが、ピエロはクラウンの一種である。」とのことです。スタイルの違いでしょうか。

ちなみに車のクラウンなどはCROWN(王冠)で、カタカナで書くと同じですが英語ではLとRでスペル・発音が違います。

クラウンよりピエロにはかわいい語感がありますね。日本語の道化師と書くとそれはそれで別な少し古風な雰囲気を感じます。なんとなく江戸川乱歩の世界のような。

 

岡村孝子「ピエロ」(1985)

作詞・作曲: 岡村孝子 、編曲: 萩田光雄

 

ほんといいですねえ。

この「ピエロ」は岡村孝子さんのコンサートではアンコールで歌われていた記憶があります。何度かコンサートに行きましたが、アンコールまでは着席で、アンコールになると立ってアップテンポな曲で手拍子したり盛り上がるという、どういうふうに決まったのかは分かりませんが、そういうコンサートの作法もいいものでした。

 

この「ピエロ」はソロのファーストアルバムに入っています。ソロデビューしてアルバム枚数を重ねていってからの曲も穏やかでとてもいいんですが、私はあみんやソロ初期の曲が聞いている回数が多いです。

今聞いても、20歳前後でどうしてあんな鋭い言葉が紡げたのかと思います。才能と言ってはそうなのでしょうが。

この曲は35年前の曲ですが、例えば今二十歳の人が聞いたらどういう印象を持つのでしょうか。社会もずいぶん変わったと思いますが、普遍的なものもあったり、また逆に何か新鮮な発見もあるかもしれません。