こないだの週末は雨が降っていました。

車に乗ってワイパーが、ウィー、ダコン、ウィー、ダコンしてる音を聞くのも心地いいもんだなとあらためて思いました。

 

それで思い出したのが、子供の頃に家に車がない家庭だったので、年に1、2回、親戚や友達の家の自家用車に乗せてもらうのがワクワク楽しくてしょうがなかったです。

そのときワイパーの音も新鮮だった記憶があります。

中で聞いたAMラジオや延々流れ続ける演歌も懐かしい。

 

雨といえば、ビートルズの「Rain」がすぐ浮かびます。

The Beatles - Rain (1966)

この曲はまずリンゴの跳ねないちょっと無機質な感じのドラミングが最高です。

 

歌詞はなんでしょうね、、

 

雨が降ってきたら

人は走って頭を隠す

死んでるようなものだ

雨が降ってきたら

雨が降ってきたら

 

太陽が照っていると

人は陰に滑り込む

そしてレモネードを一口

・・・

 

ネイティブ話者が歌詞をどう感じるかは単なる意味以上のものがあると思うのですが、このRainはどうなんでしょうか。ナンセンスな感じがします、イギリス的?、それとやはりドラッグの影響があるのか。。

いずれにせよ、デビューの頃のストレートな恋の歌から、たった3年ぐらいでこんなぜんぜん違う世界の詞を書くようになるんですから、ビートルズというのはその活動期間での創造の進化たるや本当に信じられないです。

 

「雨」では、他に大好きな一曲があります。

飯島真理「9月の雨の匂い」(1988)