チューブラー・ベルズ

10代の頃、音楽が好きで好きでしょうがなくて、未知の音楽を知ることが無上の楽しみでした。その頃は、聴くのはもっぱら英米ロックでした。

インターネットがない時代だったので、音楽の情報は主に雑誌を中心に文字で入れるわけです。あるとき町の本屋で見つけたロック名盤のガイドブックが好きで、何度も読んでいました、音じゃなくて文章でイメージを膨らませていたんです。

 

マイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルズ」(1973)がすごい名盤で、しかも内容がAB面を通して一曲、さらにはほとんど一人で楽器を演奏しているという、なんだそれは?と、もう興味をかきたてられてとにかく聴きたくてしょうがなくなりました。

まずレンタルCD屋を周っても置いてない、買おうとしたら当時は日本盤が出てなかったんです。

ネットがないと調べるっていうこと自体がとても大変なんです、高校生の頭じゃどうやったら手に入れられるか分からなくて、そのままずっと垂涎のアルバムとなっていました。

 

それがある時!はっきり覚えています、梅田のCD屋さんでついに発見したんですねーあれは本当に嬉しかった、いったい何年越しだったでしょうか。

 


さあいざ聴いてみると、なんかよく分からなかったです(笑)

まあそんなもんです。

今聴いてみても、けっして悪くはないんですけど、ただやっぱりよく分からないです(笑)

 

この「チューブラー・ベルズ」は、今や宇宙にまで手を広げているリチャード・ブランソンのヴァージンレコードの記念すべき最初のレコードで、またホラー映画「エクソシスト」で使われたことで有名になりました。

 

昨日の夜にその「エクソシスト」を観ました。昔ーーーしテレビで観た以来でしたが、この時代の映画の趣もあってなかなかによかったです。

あれ?あの四つ足歩行のシーンがない?あれは違う映画だったかなと思ったんですが、どうも怖すぎるから?かカットされたようですね。

YouTubeにそのシーンだけの動画があったんですが、怖すぎて背筋が凍りました、あれはあかん(笑)