1980年代に中高学生時代を過ごしました。その頃は洋画洋楽、アメリカイギリスの映画や音楽、文化が大好きで憧れが強かったんです。
だから、ただ単純に日本の音楽は劣っているものなんて思っていました、その年齢にはよくあることでしょうが。
洋楽を聞くときは、歌詞は聞き取れないのでボーカルも楽器と同じなんです、だから歌詞に意味があることも分かっていなかったんです、これがほんとに。(笑)
いえ、これは洋楽ファンあるあるでしょう。
それが、だんだん日本の小説や日本のアニメが好きになっていくうちに日本の歌(JPOP)の良さも分かってきて、歌詞に意味があること、歌詞から歌を聞く楽しみも覚えました。
日本語ってきれいな言葉だなと分かり始めたんです。
前置きが長くなりましたが、そうやって好きになったJPOPの中で自分が好きなアルバムを並べてみようと思います。
音楽は個人体験です。なので選ぶものは個人の世代や性格や好みがもろ反映されます。もし同じテイストをお持ちの方がいれば、そのアルバムも気に入っていただけるかもしれませんね。
-その1-
aiko『夢の中のまっすぐな道』(2005年)
このアルバムは、アルバムを通して一つの雰囲気を持っているんです、コンセプト・アルバムのような。そして、その雰囲気にすごく引き付けられるんです。
一曲一曲で見ると、「カブトムシ」(名曲!)や「花火」等が収録されている『桜の木の下』が強力な曲が多いんですが、『夢の中のまっすぐな道』はアルバムとしての雰囲気にすごく引き付けられるんです。
特にアルバム一曲目の「青い光」を聞くといつも、自分自分の心の奥底の隠していた部分をギュッとつかまれるような気になります。歌詞の意味そのものではないので、なぜかは分かりません。仕事に行く前にこのアルバムは聞けないんです、自分の中に入ってしまって外に出れなくなるので、ほんとに。。
「かばん」
作詞・作曲:AIKO 編曲:島田昌典
明るいのに、声にどこか寂しさが感じられて、そこがいいんです。
「三国駅」
歌と演じることは確実に相関関係がありますね。
このMVのaikoを見ていてもそう思います。