アナログレコードからCDになって失ったものの一つは、
レコードの裏と表、A面とB面。
レコードで音楽を聴いたことがない人には分からないからもしれませんが、特にただ曲を集めただけでない一枚のアルバムを一つの作品としたときに意味をもってきます。
有名なところではビートルズの「アビイ・ロード」などA面の世界とB面の世界があるんです。
アルバム「midori」のA面の最後の曲。
#5 「いつものパーティー」
作詞・作曲:飯島真理 編曲:清水信之
そのA面を締めるにふさわしいこのアルバムを代表する一曲です。
飯島真理さんのせつない歌の表現とその歌声を何声かきれいに重ねて、男性ボーカルは杉真理さんでちょっとしたデュエット曲になっています。
このアルバムを通していえますが、このアコースティック楽器の弦(ストリングス)の音と電子楽器の折り重なりが有機的で美しいです。
5分と歌謡曲としては長めですが、聞きほれますね。
余韻のあるフィニッシュもいいではないですか、これでA面が終わってintermission。