昭和歌謡と言っても、人・世代によって
思い描く時代は違うと思います。
自分でいうと昭和50年代あたりの歌謡曲でしょうか。
今でも折に触れて聞いているアルバムがありまして、
岡村孝子さんの
「アンダンティーノ・ア・テンポ」(1987 / 昭和61年)
もう30年(??!)前のアルバムですが、今聞いてもいいですね。
「未知標」
「潮の香りの中で」
発売された頃はリアルタイムに聞いていたわけではなく、
1990年ごろにCDを買ったと記憶しています。
聞き始め当初から、このアルバム最後の3曲の存在が、(曲の良し悪しではなく)なんとなく違和感がありました。
それもそのはず、調べてみると
「元々は1986年11月29日に発売された『Andantino』という、"あみん" 時代の曲を岡村がソロで歌いなおしたLP・カセットテープのみの企画盤であった。
年が明けた1987年2月4日、新たに3曲が追加されて初CD化されたものが本作品であり、タイトルも変更された。」(ウィキペディア「Andantino a tempo」より)
最初の6曲だけの構成ならば、完璧といえるぐらいのアルバム。
"あみん" のファーストアルバム「P.S. あなたへ…」(1983)
英米のそれと比べると日本の歌謡曲史はあまり体系だてられていないですが、
この「P.S. あなたへ…」は名盤の一枚だと思います。
岡村さんの詞曲と萩田光男さんのアレンジとの相性が素晴らしい。
これらの曲を書いた頃、岡村さんはまだ10代。
「箸が転んでもおかしい年頃」と呼ばれるようなそんな年頃に、
どうしてこんなに色んなことを考えるようになるのかと思わずにいられません。
* * * * *
最近、「大人の事情」といい、ささやかながら昭和メロディのリバイバルブームなんでしょうか。
例えばカントリー・ガールズのこの曲など。
カントリー・ガールズ『恋はマグネット』
作詞:井筒日美 作曲・編曲:Yasushi Watanabe
このスネアドラムの感じ(^^)
メロディやアレンジ、音色が80年代オマージュですね〜。
それとこのアレンジャーさんは、坂本龍一・YMOフォロワーのような感じがします。
ももち
ハッピーバースデー!!