さねよしいさこ「夏の夕暮れ」(1990)
物は何でも一面だけでなくて見る角度を変えればいろんな面があるんだなと、そしてそういう目を持った人がいるんだなと、さらにはそれを言語化できる人がいるんだなと、いうのがシンガーソングライターのさねよしいさ子さん。
「夏」といえば、普通は眩しい太陽で明るいイメージばかりですが、「哀しい予感」とは。
でも、言葉にできなかったけど確かにそういう感覚あると、特に子供の頃にそういう感じあったあったと思い出させます。これが歌や詩の一つの醍醐味。
そして自分の性格的に、日々ちょっと不安感があるぐらいの方が気持ちが落ち着くところがあります。不安感が無い方がむしろ不安を感じるというもう訳の分からない状態(笑)
今は昔、さねよしいさ子さんが東京の吉祥寺などでライブをされてまして、いつも素晴らしいライブで聴きに行くのが本当に楽しみでした。仕事の都合でだんだん行けなくなっていしまいましたが。。
そういえば、つんく♂さんが、ふくちゃんを「譜久村、降りといで」でモーニング娘。にサプライズ加入させた際の評価が「モーニング娘。は元々悲しさとかウェットな部分がすごくあって。それを譜久村がなんか分からん悲しさを持ってるんですよね、可愛らしくて笑顔もいいねんけど。」そしてそれがその時のモーニング娘。にはバランスがいいんだということでした。
つんく♂さんの書く夏にもどこかしら悲しさが含まれてる気がしますね。
Berryz工房「蝉」(2004)