「まんが道」は自分の座右のマンガです。
子供の頃から日記をつけていた藤子不二雄A(安孫子 素雄)先生が、藤子不二雄二人がマンガを描くのが好きな学生時代から短い社会人時代を経て上京し、どう漫画家になっていったかを描いた自伝的マンガかつ傑作青春マンガです。
老若男女問わず面白いと思うので、ぜひ一度は読んでみてください。
さて、この「まんが道」では当時(藤子先生が若い頃ですので戦後~1950年代あたり)映画館で観た映画を描いているところもよくあり、なぜか映画は分からないのに子供の頃から好きでした。もちろん映画は白黒です。
で本題に入りますが、
そんなことがあり白黒映画を観ると今でも「まんが道」を思い出すんです(笑)
自分の青春時代じゃないのにどこかノスタルジーを感じるという。
それが映画のサブスクは唯一アマプラに加入しているんですが、観たい映画も最近見つからずヒッチコックの古い白黒時代のものを見始めてそれも一通り観て、最近デヴィッド・リーンの「逢びき」(1945)と「大いなる遺産」(1946)を観ました。
これがやはり巨匠デヴィッド・リーン監督作品ということで二作ともものすごい傑作でしたね。
さすがに普通はその年代の映画は古(臭)さを感じますが、この二作、そんな古さも感じさせないほどとても洗練された映画でした。
「逢びき」はタイトル通り双方結婚している男女が恋に落ちるという話で、心に痛みを感じつつ観るんですが、音楽に使われているのがこれがロシアの作曲家のラフマニノフなんです。ロシア音楽の旋律というのはどこか哀しみがあります。
ロシア(音楽)×不倫、そしてこの感じどこかで・・・
思い出したのが映画「ドクトル・ジバゴ」(1965)
この映画、観たのが15年ぐらい?前なんですが、実は観たときにボロ泣きしてしまいました。。不倫がどうとかでなく二人がお互いを強く思うそのロマンチックな愛にですね。無論自分には関係のない話ですが、それゆえにでしょう。
そして実はすっかり忘れていたんですが、「ドクトル・ジバゴ」もデヴィッド・リーン監督じゃないですか!