先日、本当にふと思い立って、1995年のジブリアニメ「耳をすませば」(監督:近藤喜文)のロケ地を巡ってきました。
東京多摩市の聖蹟桜ヶ丘。
そもそも25年前に映画館で観て舞台の街があると聞いていたのに、ネットでいくらでも情報収集できる今なのに、公開から25年経った今行ったのは、♪知らない街を歩いてみたい単純な思いつきでした。
とはいえ「耳をすませば」はとても好きな映画で、そしてあの映画はあの坂の風景がないとあそこまで爽やかな印象を与えてなかったんじゃないかとさえ思います。
実際に行ってみてとてもよかったです。私は小田急線が行きやすかったので、小田急永山駅から歩いて丘の上のラウンドアバウトを目指したんですが、そうすると丘の上からあの印象深い坂道(いろは坂)は下りになって聖蹟桜ヶ丘へ歩くことになり、方向的に丘の上から先の風景を見下ろすことができてよかったです。
歩く街もとても清潔でキレイでしたし、とても清々しい気持ちになりました。
いろんな方がロケ地巡りの動画を上げています。
そして、実はこの場所は、私にとって「耳をすませば」だけでなく、ある好きなドラマのロケ地で使われていたのです。
50年前の1970年~1971年の岡崎友紀・石立鉄男主演ドラマ「おくさまは18歳」。
ほんの子供のときに再放送を見てすごく面白いと思ったんですよね、母親はよい顔をしてませんでしたが(笑)
この場所が使われていたとネットで知っていただけで、詳細な場所情報は特に調べてもいなかったんですが、雰囲気を感じることができました。
そして帰ってからあらためてネット情報を見てみたんですが、「おくさまは18歳」の中に、いろは坂が出てくるシーンがあるんです。しかもそれが中央線も引かれていない、(おそらくは)歩道もないただの坂道なんです。
はたと考えたんですが、25年前の「耳をすませば」から現在の25年間はあまり変化がないように見えますが、50年前からの25年前までの25年間の変化の激しいこと。戦後~平成までの街並みの変化は大きかったのでしょう。