連れてって/take me (その4)

The Beatles - Cry Baby Cry (1968)



2枚組アルバム「ザ・ビートルズ」(通称ホワイトアルバム)のレコードの2枚目B面の一曲です。

ジョンの曲はいつもどこかノスタルジックな不思議な気分にさせます。英語歌詞を見ても、「マリーゴールドのKingがキッチンでQueenの為に朝食を作ってる」、とか歌詞も不思議です。

さて、この「Cry Baby Cry」はタイトルの"take me"と関係ないんですが、この曲の最後にポールの「Can You Take Me Back?」がくっついてるんです、一曲としてカウントされていないような曲の断片で、ウィキを見るとタイトルもなくて歌詞からそう呼ばれているようです。

そしてここからビートルズの曲中で一番の曲者の「Revolution 9」へ続く怖い入口(笑)のような印象です。CDだったらRevlution 9をぴしゅっと簡単に飛ばせばいいんですが、レコードとかテープだともっと面倒なんですよね。。(ビートルズあるある)

 

久しぶりに「Revolution 9」を聴いてみましたが、当時のまだトラック数が少ないような録音環境でパッチワーク的に音をつなげるって斬新だなぁと意外と聴けました(笑)

ついでにいうと「Revolution 9」の後ろに一曲リンゴが優しく歌う「Good Night」という、ジョンが当時5歳の息子ジュリアンに書いた子守唄があってとてもいい曲なんですが、8分以上もある「Revolution 9」に圧迫されておそらくファンでも聴く回数が減ってるんではないでしょうか。

 

 

話は一番初めに戻って、Juice=Juiceのライブツアーのことですが、最初はライブ遠征はたまに新幹線でどこか都市圏に行ければいいかなぐらいに思ってたんですが、自分が行ったことのない土地でのライブに一度行ってみたらもうそれが最高すぎて、、クセになりましたね(笑)

いつでも行けると思ったら案外と行く機会を逃してしまうことも往々にしてありますが、北海道に初めて行ったのがJuice=Juiceのライブでだったんです。タイミングよく休みが取れることになって、冬の札幌に行きました。

ほんとなんで人生今の今まで北海道に来なかったのか信じられない気持ちでいっぱいです。

北の大地、まず千歳から札幌に向かう電車の車窓からの辺り一面の雪に感嘆して、そしておーそうだ傘を持ってきてなかったと、雪をなめちゃいかんなとスーパーで折り畳み傘を買って、歩道を歩けば滑り止めの砂利?が入れてあるボックスがあったり、とくかく色々新鮮でした。

さらにはライブ会場は琴似にある「ペニーレーン24」でもちろんビートルズにちなんだその名前がラッキーアイテムのように嬉しくて、そしてライブは最高で、確か・・・NEXT YOUでの握手会もあった気がします・・・もう興奮しっぱなしでした。

 

そして、話はそれだけで終わらないんです、初めての北海道、今日のところはまず郷土料理的なものをいただこうかとネットで調べて琴似にあった小さい飲食店の集まったビルの中の「自音」さんというお店に決めました。

チェーンや大きいお店と違って一人でかつ、いちげんではちょっと臆するところはあったんですが、入ったらカウンター向こうの男女お二人の方が温かく迎えてくださって、いい気分で飲み始めて確か北海道でよく食べる魚をおいしくいただきました。お店の方とお話しすると、営業マンとして勤め上げて引退された後にご夫婦でお店を始めたとのことで、とても雰囲気のよいお二人でした。

そしてBGMでビートルズが流れているで、有線を流しているだけかなと思いつつもビートルズがお好きなんですか?と聞いてみると、「そうなんです店の名前もそこから付けたんですよ」とおっしゃる。

「自音」・・・ジオン・・・ジョン・レノン

なんてアメージング!センス最高!

その日は他のお客さんが帰られた後だったので、それからビートルズの話をしました。有名じゃないアルバム曲では何が好きですか?なんてそんな話題をするのも久しぶりで、しかもビートルズファンの先輩との話がとても楽しかったです。

 

旅・初北海道・ハロプロ・Juice=Juice・ライブ・おいしいお酒に食事・語らい・ビートルズ・・・

ほんとヘブン状態でした。

新しい土地に行ったときは最初の印象が大切だと思いますが、初めがそれで私の北海道好きは決定的になりました。今は難しいですが、ちょっと長い休みがあればフラッと北海道に行きたくなります。琴似には行くことがなくそれ以来そのお店には伺っていませんが、お二人はきっとお元気にされていることと思います。

 

NEXT YOU(Juice=Juice)「大人の事情」(2016)

作詞・作曲:つんく、編曲:平田祥一郎



締めの一言、

遠征は最高(笑)

あと紺野あさ美ちゃんのお父さんのバーも最高でした。

 

(つづくかも)