私の好きなJPOPアルバム -その5- 山崎まさよし 『ステレオ』

山崎まさよし「ツバメ」 (1996)

作詞・作曲・編曲: 山崎将義


 

 

今ならインターネット、SNSでいろんな人と情報や考えを共有することができると思いますが、1990年代以前は主に歌や本の中に何か共感や、悩みがあればその救いを求めていたように思います。

 

僕は、当時山崎まさやんをよく聴いていて、心の友と仰いでいました。

ちょっと内向的な歌詞に共感して、歌が聞かせ、そしてあんなにカッコよくギターが弾けるのは衝撃でした。

当時なんとなくアコースティックギター=古くさいような世間的イメージがあったように思いますが、そんなイメージを一変させる力がありました。

 

ハロプロ遠征で全国いろいろと旅行しましたが、Juice=Juiceのライブが周南であったときは、自分にとって初めての山口観光(追記:萩はありました)をして、車を借りて宇部道重さゆみちゃんの縁の場所を見て、秋芳洞も行って、それから山崎まさやんの故郷の防府を通ったんですが、感慨深かったですね。ああこういう土地であの歌が生まれたのかと。しかも後で調べたら周南(徳山)のライブハウスにもしょっちゅう出ていたようですし。

 

アルバムを一枚だけ選ぶのも難しいですが、『ステレオ』『ステレオ2』は全楽器を自身で演奏していて、その宅録みたいなシンプルな雰囲気がまさやんらしい素朴さがあって実によいのです。

 

有名な「セロリ」もこの『ステレオ』のバージョンが一番好きですね。

山崎まさよし「セロリ」 (1996)

作詞・作曲・編曲: 山崎将義

 

久しぶりに聴きましたが、か~ギター一本と歌だけでここまで聞かせるのはやっぱりすごい!

 

 

 

 

タイミング

柏木由紀さんの動画を見てまして、人気があるってことはちゃんと理由があるなと思いました。ゆきりんワールド、、夢中になるの分かります。

 

もしも... モーニング娘。Happy8期オーディションで柏木さんが光井愛佳ちゃんと並んでモーニング娘。に入っていたらどうなってただろう、いやモーニング娘。でなくても、もしも...首都圏出身だったら、時期がもっと後だったら研修生に入ってほかのハロプログループに入ることもあったのかな、など想像をふくらませていました。

AKBだったからこそ才能が開花したのかもしれませんし、なんでもそうですが、歴史はタイミングで作られるものですね。

 



 

 

 

 

これはうれしい楽しい!

AKBの柏木由紀さんが、過去(2000年代)のハロプロ曲をタイトルを見ただけで即モノマネ付きのアカペラで歌うという、これすごいです。本当にハロプロを好きなんだということがよく伝わって、ハロヲタの一人としてめちゃくちゃ嬉しいですね。

それに私も当時のハロプロ曲や、その頃の気持ちまで思い出しました。

https://www.youtube.com/watch?v=xrGwUErjOfg

サヨナラ 激しき恋

Berryz工房 - サヨナラ 激しき恋 (2007)

作詞・作曲:つんく 編曲:山崎淳



端的に言うと

歌のBerryz工房 ダンスの℃-ute

というイメージです。

 

菅谷・夏焼のボーカル2TOPをはじめ個性的な歌メン揃いで、そして!Berryz工房7人の声が合わさったユニゾン歌唱のその気持ちよさったらないんです!もうずっと聴いていたくなります。

いろいろ理由を考えたりするんですが、その一つは全員がいわゆるつんく♂歌唱でしっかり統一されてるからではないでしょうか。

 

ベリキューサイコウ

ベリキューサイコウ

ベリキューサイコウ

ベリキューサイコウ

 

 

Berryz工房 - Mythology ~愛のアルバム~ (2012)

作詞・作曲:つんく 編曲:松井寛



つんく♂さんはハロプロの膨大な楽曲を作ってきたわけですが、そこには様々な歌詞の世界があります。

歌詞を書く作詞家という以上に、ストーリーを書く作家により近いのかもしれません。

ただ作家とはいえ、そこにはつんく♂さん自身の投影もあるはずで、私の想像ではありますが、Berryz工房の歌詞の世界が実は一番つんく♂さんらしいんじゃないかなと思っています。

めっちゃ温かくて優しいやん!

 

ツンクサイコウ

ツンクサイコウ

ツンクサイコウ

ツンクサイコウ

 

Berryz工房 -  まっすぐな私 (2013)

作詞・作曲:つんく 編曲:上杉洋史



 

 

FOREVER LOVE

どうも、今日からゴールデンウィークと知って戸惑った僕です。

 

あー、、

それにしても禁断症状がでそうです。

ハロプロライブに行きたすぎてしょうがありません。

この目で見たい、この耳で聞きたい、ああ。

 

この頃は、当たり前だと思っていたことが本当は当たり前ではないと分かって、いろいろとありがたさに気付くことが多いです。

そう、ベリキューBerryz工房℃-ute)へも同じような気持でいっぱいです。

あの頃はベリキューのライブは当たり前のように観ていたんだなあと、改めてベリキューすごかったなと感じます。

 

もちろん今のハロプロメンバーにも期待しています!

ただ、小学生から同じメンバーで10年以上レッスンもステージも積んできた、その凄みってありますね。

 

℃-ute - FOREVER LOVE (2008)

作詞・作曲:つんく 編曲:鈴木俊介



マイマイの客席あおりも味があるんですよねー、これが。

 

℃-ute - Kiss me 愛してる (2011)

作詞・作曲:つんく 全編曲:平田祥一郎



 

もちろん、つんくプロデュースもです。

 

私の好きなJPOPアルバム -その4- あみん 『P.S. あなたへ…』

あみん「琥珀色の想い出」(1982)

作詞・作曲: 岡村孝子 、編曲: 萩田光雄



すばらしい!マーベラス!ファンタスティコ!

大ヒットしたデビュー曲「待つわ」の次のシングルで、アルバム『P.S. あなたへ…』(1983)のオープニングナンバー。

あみんは「待つわ」があまりに有名ですが、他にもいい曲がたくさんあります。特に「琥珀色の想い出」はいいですね。

岡村孝子さんの詞曲だけでなく加藤晴子さんのハーモニー、 萩田光雄さんのアレンジが光っています。

YouTubeのコメントを見ていても「待つわ」より好きという方も多いです。

 

岡村孝子さんの曲は本当に不思議なんです。このメロディの流れがとかこのコードがとかこの部分がすごいとか、そういうことが説明しづらいのですが、だけど明らかに非凡なソングライターです。

アルバム『P.S. あなたへ…』には他の作家さんの歌も収録されていますが、失礼ながら孝子さんの曲は輝きが違います。

 

あと、よく思うのですが、およそ40年前、当時あみんは二十歳前ぐらいで、当時の人はその年齢でもこんなに大人っぽかったのでしょうか。

人生がそれだけシンプルだったのかも知れません。

 

ポップで明るいサウンドになってからも素晴らしい曲がたくさんありますが、あみん~ソロ初期のものを思う岡村孝子さんの曲に魅了されます。今でも折に触れて聴きたくなります。あみん時代の曲をリアレンジ、歌い直ししたアルバム『ANDANTINO』(のちにCD『Andantino a tempo』で発売)も最高です。

 

それと、今の20歳ぐらいの人が聞くとどういう印象を受けるのかなと想像することがあります。

 

あみん「ごめんね」

作詞・作曲: 岡村孝子 、編曲: 萩田光雄



 

 

私の好きなJPOPアルバム -その3- Mr.Children 『IT'S A WONDERFUL WORLD』

 「蘇生」(2002)

作詞・作曲:桜井和寿 編曲:小林武史 & Mr.Children


 

個人的な印象ですが、Mr.Children以前のJPOPは、欧米のロック・POPのようなリズムやメロディに日本語を乗せてかつそれを自然に聞かせることに壁があった、なにかコンプレックスがあったんですが、それを軽々越えていったのがMr.Childrenだと私は考えています。

もう今やそんなコンプレックスが存在したこと自体分からなくなってる気がします。

 

『Atomic Heart』までの4枚のアルバムは好きで繰り返し聞きこんでいたんですが、そこからしばらくアルバムを買うことはなかったんですが、久しぶりに買った10枚目のアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』、いやこれがまた素晴らしかった。

 

最初は、ああミスチルらしいな、ぐらいで特別な印象はなかったんです。歌詞は聞き始めはなかなか頭に入ってこないものですが、でもそれが繰り返し聞いていくうちに歌詞が分かってサウンドも耳になじんで、そこからは中毒みたいにこのアルバムを聞いていました。なんてすごいんだと、やっぱ桜井さん超かっけえ!と痺れました。

 

ミスチル=桜井さんという印象ですが、ライブ映像を見ればミスチルはしっかりバンドです。

私は田原健一さんのギターが好きです。カチッと手堅い感じで、それがギターサウンドと相まって耳に心地いいんです。

 

後は無論、プロデューサー・アレンジャー小林武史の存在が大きいのは分かります。ミスチルサウンドが普遍的なのは小林さんのサウンドありきだと思います。「5人目の」ミスチル

 

「渇いたkiss」

作詞・作曲:桜井和寿 編曲:小林武史 & Mr.Children

 

 それから、ミスチルが出始めた時代は、テレビの悪影響なのか内省的なものが全否定される心の貧しい時代だったと思います。そういうものが暗いだとか気持ち悪いだとか通り一編で否定されるような時代、でもそれを軽々越えたのもミスチルだと思っています。