テレビと私

 普段テレビは見ていない、というか、テレビがあるとつけっ放しにしてしまうので、物理的に置かないようにしてるのですが、実家に帰ったときなどは、逆にどっぷり見てしまうことがあります。そんな調子で、この週末は朝から晩までテレビ漬けになっていました。

 結論からいうと、やっぱりテレビは見ないほうがいいと再確認しました。子供〜青春時代ずっとテレビばかり見てきた、僕の時間を返してほしいとすら思います。
 ただ実際のところは、テレビは娯楽を与えてくれるし、コミュニケーションツールにもなり、ボキャブラリーや視野を広げてくれる等々、長所もあるので全否定はできません。最善なのは、「まったく見ない」のではなく「見る番組or時間を選ぶ」ことなんですが、テレビ君とは、そんな甘い奴じゃないっす。あと、うちの母親なんてそうでしたが、自分が動くのがいやなもんで子供にはテレビばっかり見せてました。テレビは無料ですし。


 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 さてさて堅い話は置いておいて、おもしろかった番組もありますよ。


 テレビはなくとも、この番組は見たいという一つ、西村京太郎サスペンス!これは理屈なく好きです。ただ見始めたのは30歳を過ぎてからです、かなり遅いデビューですw 
 なにがいいといってまず、山村紅葉(そこかっ!)。西村・山村(美沙)ものには必ず出ていらっしゃいますが、とにかくいいのですよ。いったい何がいいのかは、自分でも特定できていないのです、そんな僕ごときのチープな分析などどうでもいいのです、「私の本能が好きと言ってるのです」(←AKB柏木由紀の言葉より引用)
 再放送で見かける、若い頃のバブル時代の髪型・スーツ姿も美しい、できる女の紅葉さんもいいですし、今の多少ドラ化された紅葉さんも微笑ましくていいものです。見た目の変化をまったく気にされてるようにも見えない紅葉さんがまた、チャーミングなのです。モミタソ(´Д`;)  


 7月23日放送の「生死を分ける転車台」は、十津川警部役が高橋英樹でした。西村京太郎サスペンスファンの方々の高橋/十津川警部評はいったいどんなものなのでしょうか?僕には「刑事」臭さがなさすぎる気がします。
 正直言いますと、話の全体のスジが見えてからは退屈になり(2時間サスペンスにはよくあることです)、チャンネルを変えつつ見ていました。あと記憶に残ったのは、犯人役だった浅野敏伸という俳優。いい役者なのではないかと自分は思いました。


 その次の日7月24日には、こちら関西では昼間に渡瀬恒彦十津川警部ものの再放送がありました、ドンドンパフパフ。
 「シベリア鉄道殺人事件」、これはおもしろかったですね。ずっと見ていました。原作を一切読んでおらず、テレビ作品数としてもまだ全然見ていないですが、自分にとってはなんといっても、十津川警部渡瀬恒彦ですね。
 渋く冷静だがハートは熱く、人情に厚く、いつも女を惚れさせるが、クールにあしらう。寅さんとはまた逆のパターンで、男の中の男であります。
 今回の舞台はなんとシベリア、ロシア。国際組織もからむスケールの大きい作品でした。話も飽きさせることがなく、最後までおもしろかったです。遠野凪子という女優、はじめて知りましたがキレイでした。

 見ている作品自体がまだ非常に少ないですが、意外と十津川警部ものでも、鉄道がさほどメインでない作品も多いのですね。僕は特別な鉄道ファンではないですが、それでも純粋な鉄道ミステリー作品が見たいです。実際いろんな許可やら申請やらで鉄道を主体にしてドラマを作るのが難しいのかも知れませんが、また過去のものもいろいろと見てみたいです。

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 あとは8チャンの27時間テレビですか。テレビ否定派の自分ですが、実はお笑いは好きなのです。
 やっぱり今回もつい見てしまいましたよね。日曜にやっていた、川柳の時間は特におもしろかった。(タカ&トシいいですね)
 ナイナイも好きなのです、ただ、ただですよ、やっぱりテレビ番組には疑問点も多いわけですよ、たとえば矢部氏が感動の長距離マラソンということでしたけど、実際にはどれだけの距離走ったかなんて全然分からないじゃないですかw
 いやしかし、27時間テレビ自体が、実は本家24時間テレビのシニカルなパロディなんだとしたら、深い?かもしれない。


 ほかはオールスターゲームですか、、20歳ごろはそれなりの野球ファンでしたが、正直今はもう選手がほとんど分かりません!老化の一種かもしれません。


というわけで、テレビばかり見てしまいましたが、トータル楽しい休日ではありました。またテレビなし生活に戻ります。


(追記)あと、日曜の夜には、NHKBSで大林宣彦作品「異人たちとの夏」をやっていました、これはやっぱり映画です。抜群によかった。
これについてはまた別に書きたいと思います。