【ハロプロ】カワイイ系路線も復活してほしいっ

ハロプロ史の中でも一つの事件であった「クールハロー」(2013年でしたか)以来、
ハロー全体的にカワイイ系楽曲から、カッコイイ(クール)系の曲中心に舵が取られている気がしています。
大げさに言えばカワイイ系楽曲の新曲は、もはや風前の灯火、絶滅危惧種です。
これが私としてはどうも寂しく、そんな減ってきたカワイイ系の曲やユニットがもっと聞きたい見たいと心から願います。

 

いえ、決して今の路線を否定してるのではないです、ただそういうユニットもあればいいな・・・と(チラッ)。
そう、今はダイバーシティ(多様性)の時代ですしね。
正式グループでなく、シャッフルユニットでいいんです。20年前にはありましたよね、三人祭りとか黄色5とかワクワクするようなシャッフル企画が。
それに森ちぃ(森戸知沙希)や、やなふな(梁川・船木)ちゃんらはグループ兼任なんてもっと大変なことしてたんですし、可能かと思います。

 

そもそもまず何故そういう方向転換をしたんでしょうか?

実際のところそれはハロプロのマネジメント層でないと分かりませんが、まず考えられるのは世の中のニーズなどマーケティング的なものでしょうか。
いえ、私の空想では素晴らしい作家人を誇るハロプロ界隈といえども、カワイイ系の曲作りはつんく♂さんがあまりに天才的だからではないか、と想像しています。

そんな、つんくカワイイ系の良曲はスマイレージ(現アンジュルム)が特に多いですね。
例えば、そう「パン屋さんのアルバイト」とかたまらんですね。
なんですかね、中年男性をもキュンとさせてしまうこの魔力(笑)そんな青春まったくなかったのに。。


スマイレージ「パン屋さんのアルバイト」(2011)
作詞・作曲:つんく 編曲: 鈴木俊介


つんくカワイイ系楽曲について二つのポイントを上げたいのですが、
 1. 歌詞
 2.メロディ

 

この「パン屋さんのアルバイト」の出だしが
♪「バイト先で急にモテ始めたノダ どうしよう制服を脱げば普通なのに」 
はーい100点ーーん!
導入部からワクワクが高まり、物語のその先が気になります。
そう、つんく楽曲の歌詞は、物語・ストーリーテリングの要素が多いと思います。
めくるめく情景ワールド!

それに対し、今のハロ曲はエッセイ・日記的な歌詞が主流ですか。(しつこいようですが、、素晴らしい楽曲も多く決して批判ではないです)

 

そしてハロヲタ内でよく言われていますが、つんく♂さんの曲は、シングルA面曲だけでなくカップリングやアルバム曲にも良曲がほんと多いんですよね。
そうですね、「シューティングスター」なんてほんと歌い継がれるべき名曲ですよ。

 

スマイレージ「シューティングスター」(2010)
作詞・作曲:つんく 編曲: 湯浅公一

 

♪「また明日も絶対平和じゃなきゃすねるよ こんな我がままはいいでしょ」
こんな歌詞はほかの誰にも書けません、さりげないけど名歌詞です。しかも改めて聞くとその度ごとに、いいと思うポイントが違うんです。これは名曲の証です。

 

そして第二のポイントとなりますが、メロディ。
アップなシャッフルビートでブラスアレンジの明るい編曲なんですが、そこにつんく♂さんのちょっぴり切ないメロディが合わさって得も言われぬ魅力的な曲になっています。
ところどころのノートの半音上げ下げでふわっと哀愁感が出る。
正確に音楽理論としてお伝えできる知識はないのが恐縮ですが、、その絶妙な音使いがつんく楽曲の特徴だと思っています。

つんく♂さんが意識してそういうメロディ作りをしてるのかナチュラルな感覚なののかはわかりませんが、
これは決して音楽理論を知っているから作れるものでないと思います、天性なものかと。
そしてメロディだけなく「イェーイ!」や「フーッ!」もつんく"Golden"楽曲らしく最高ですね。

 

また、おそらく現場で生でライブを観た方でないと伝わりづらいかもしれませんが、このカワイイ系楽曲はライブで、時にメンバーでさえも驚くほど異常に盛り上ったりするんです。
決してごりごりディストーションサウンドパワーコードリフだけがライブで盛り上がる要素でないんです、ほんと不思議なのですが、つんく楽曲はカワイイ曲でもやたら気分が高まります。

 

あとはスマイレージではないですが「もしも...」など、メロディだけ取り出してみると、スケール(音階)など面白い作りになっているように思います。
(ハーモニック?メロディック?マイナー的な?)


モベキマス(歌:譜久村聖嗣永桃子中島早貴真野恵里菜和田彩花
「もしも...」(2011)

作詞・作曲:つんく 編曲:高橋諭一


まったく素晴らしい!


私が「もしも」で一番好きなのはですね・・・


真野ちゃんの「もおいやっ」


、ですね(`・ω・´)キュン

(って、いやセリフなんかーーーーーいっ!)
m(_ _)m

 

という訳で、またカワイイ系楽曲の新曲をワクワク楽しみするような流れも作ってほしいと願っています。