Get Back

 

昨日、フィル・スペクタークリスマスアルバム(A Christmas Gift for You from Phil Spector)について少し触れていますが、私にとってはフィル・スペクターという名前はビートルズの歴史の中の人なんです。

アルバム「Let it be」のプロデューサーの人。

「Let it be」はレコーディングの模様(Get Backセッション)を映したドキュメンタリー映画のいわばサントラで、そのセッションの膨大なレコーディングテープを、弦楽器の演奏を足したりアレンジも加えつつアルバムとして編集してまとめたのがフィル・スペクターなんです。

当時、中学か高一でよく話が分かりませんでしたが、今でもそんなにクリアじゃないです(笑)。なんでジョージ・マーティンじゃなかったんでしょうかね。

 

さてそれは前置きとして、そのアルバムではなくドキュメンタリー映画の方を、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が再編集して50年ぶりに公開するのが「GET BACK」で、その特別映像が上がりました。

 


「ザ・ビートルズ:Get Back」先行特別映像|2021年8月27日(金)世界同時劇場公開!

 

 

オリジナルの映画「Let it be」は沈んだ感じの解散が近づいてる空気が重く漂うような映画なんですが、ポールが未公開映像を見たピーター・ジャクソンからジョークやユーモアにあふれていい雰囲気だという感想を聞いてとても喜んでいました、その通りなんだよと。

この特別映像からもそんな雰囲気が見えますね。

 

私が映画「Let it be」を見たのは、今は昔の高校一年だったかで当時ビートルズ・シネ・クラブという名前だった日本のファンクラブ主催の上映会でした。

そう、あれはなんだか少し大人の世界に背伸びしたようなそんな気持ちだったのを覚えています。電車ではるばる街に出てフィルムコンサートなんてものを見る、しかも外国のですよ。今ではついに聖地巡礼ロンドンもリバプールも行きましたが。

 

少し怖い(?)のが、メンバーの当時の年齢もゆうに超えた今になってこんな鮮明な映像で「Get Back」を見ると今さらビートルズのイメージが変わるんじゃないかという心配(笑)があります。

ただ、いろんな世代のビートルズファンの感想をネットで見ることも同時に楽しみですね。

 

来年は、楽しみな映画が二本あります。

一本は、2月公開の「あの頃。」で、もう一本がこの8月公開予定の「Get Back」です。