カッコよすぎるビートルズのルーフトップ・コンサートから。
The Beatles - Don't Let Me Down
ビートルズが、4人で公衆の場で行った最後のライブパフォーマンス。
映画「Let It Be」の撮影として行われたゲリラライブ。
ゲリラと言っても場所は一応ビートルズが起こした会社(アップル社)の自社ビルの屋上での演奏。
なんてことはない普通のベースラインかもしれないけど、
やっぱりポールのベースは、ビートルズ・サウンドの土台を支えてるんだなあと自分には思えます。
それにしても、やっぱり4人そろってのライブは最高だ、何度も見てしまう。
よくファン以外の音楽好きの人からは、「ビートルズは演奏が下手」っていうことを聞くことが多いんですが、
ビートルズが好きな人にとっては演奏テクニックよりも、とにかく4人の音が合わさったときのグルーヴ感がたまらんのです。
それに、たとえリンゴが、ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)みたいに叩いたとしても、それはそれでおかしいでしょう。
そして、このジョンが真ん中にドカッと立ったこの感じ。カッコいい、これです。
周りや世間から何を言われようがビクともしないような、この頼もしさ、威圧感。
ビートルズを作ったのはジョンであり、リーダーであり、兄貴である。
ポールがあれだけ自由に天才的な才能を発揮できたのも、ジョンという揺るぎない存在がいたからこそ、そう思います。
あと、このルーフトップ・コンサートは、ロンドン中心部のビジネス街で大音量で行われたわけですから、警察によって止められるんです。
だけど、この警察の動きのゆったりした慌てない感じが、なんともイギリスらしいなと思います。
言うほど詳しくはないのですが、大英博物館もナショナル・ギャラリーも無料とか、イギリスには独特の大らかさがある気がします。
さてもう25年ほど前のことですが(・・ムンクの叫び)、今と違ってYouTubeもないDVDもない時代ですよ、
ビデオデッキですら、ようやく家にやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!ぐらいの頃ですよ!
このルーフトップコンサート(当時ルーフトップセッションと呼んでた)を見たいがために、
ファンクラブ(ザ・ビートルズ・シネ・クラブ)主催のビートルズのフィルムコンサート、「ビートルズ復活祭」をどこかの公会堂に見に行きました。
映画「Let It Be」が上映されるというんで。
僕は中学生だったと思うんですが、夏の暑い日に遠くまで一人で見に行って、お小遣い握りしめてグッズ買ったり、大人になった気がしたものでした。
http://www.youtube.com/watch?v=gP2XoLat4ck
(影響)
みんなビートルズになりたい。