月 MOON LUNA 〜その15〜 "Moonlight Shadow"

Mike Oldfield - Moonlight Shadow ft. Maggie Reilly

アルバム『チューブラー・ベルズ Tubular Bells』で知られる、イギリスのマイク・オールドフィールドの1983年の曲で、歌はマギー・ライリー。
僕はマイク・オールドフィールドの2枚組ベスト盤ではじめて聞いて以来、好きな曲。

7発の銃弾に撃たれ、月影によって月の反対側まで連れ去られた恋人を思う
という歌詞のようです。



同じくマギー・ライリーをボーカルにした曲"TO FRANCE"、これも好きな曲です。
2,3年前にブログに書いたものをそのまま載せます、以下。


Mike Oldfield & Maggie Reilly - TO FRANCE

BBCラジオ2を流しているとたまにかかる。
イギリスっぽくて、美しく物悲しいメロディと歌詞、いい曲だぁ。

自らの国イギリスを離れて、新しい土地フランスに焦がれるけれど、決してそこへ行くことはできない、
というような歌詞のようです。
自分は知りませんが、歌詞の裏にはなにか歴史的な背景や物語があるのかもしれません、コメントにもそのようなことが少し書かれています。

イギリス海峡という、簡単には渡れないけど、そこまで離れてもいないという絶妙な距離感が、よりこの曲を悲劇的にも美しくしているような気がします。


以前に一度、ロンドンから夜行バスに乗ってヨーロッパ大陸へ旅行をしたことがあります。
一生忘れ得ない旅でした。
イギリスのドーバーからフランスのカレーまで、ドーバー海峡(フランス側からはカレー海峡と呼ぶらしい)をフェリーで渡るのですが、
夜の真っ暗闇のドーバー海峡を渡るのも、ロマンチックなものでした。
先に見えてくる灯りはもう異国という、なんとも不思議なあの感じ、ああいう気分が浮遊するような感覚が子供の頃から好きなんです。