グローバリゼーション 2

(英語学習の話がだらだらです)

 

NHKラジオの外国語講座は何十年にもわたって学習者にずっと人気の教材です。

私も今は「ラジオ英会話」と「実践ビジネス英語」を聞き逃しストリーミングサービスでまとめて聞いています。

それが来年度のスケジュールを見てみると、1987年から続いている(途中2年間の降板あり)杉田敏さんのビジネス英語が今年度をもって終了になっていました。

内容が難しくて、これまでに一回内容を聞いてしっかり理解できるほどのレベルには届かないまま終わってしまうのが悔しいやら寂しい限りです。

終了する主な理由は、おそらくは杉田さんのご年齢(70代)だとは思いますが、それに加えてYouTubeの発展含むグローバリゼーションのビッグウェーブも原因しているのではないかと思います。

インターネットの無い時代に、この番組でアメリカのビジネス現場の一線の教養のある話題や会話が紹介されることがどれだけ貴重だったかは容易に想像できます。それが今や世界のどこにいながらでもその国にいるのと同じ情報を同時に得れる時代なんですから。ただラジオ講座は日本語で理解することができるのでその価値はしっかりあります。

合せてYouTubeの語学系チャンネルの充実度は相当なものです。私もいくつか登録して見ているものがありますが、ネイティブの英米人が教えてくれるものもあれば、日本人が文法などの解説もしてくれるものもあります。

私がやり直し英語を初めてとにかく膨大な時間を徒労してきたのはリスニングですが、個人的にはそこが日本人が英語が苦手な一番の原因と考えています。リスニングができないので気後れがあるし、聞いて学習するっていうことがなかなかできないからです。これも今のネット環境があれば子供の頃から耳も鍛えられて日本人の英語能力は上がっていくと思います。そのうち逆に日本語の大切が積極的に謳われる時代がくるかもしれません。

そういえばYouTubeの自動生成の字幕ってあれどういう仕組みになってるんですかね。ある英語のスピーキング動画を自動生成の字幕で見てたんですが、固有名詞のところで多少グダッとなるところ以外はかなりの完成度の高さで驚きます。機械が音声を聞き取れているということはパターン化できるということでしょうから、学習者はそのパターンさえ掴めれば必ず聞き取れるということですね。

 

これぐらいのテンポの曲でメッセージ性のあるものはダイレクトに聞けるようになりたいです。この曲懐かしい。


Tracy Chapman - Fast Car (Live)

 (1988)